netshopオープンへの道 VOL41 −アナベルの突然の退職−



Casaboの申し込みをして、

9月の展示会の準備に入りながら・・

 

私の最大の収入源でもあるフリーランスの仕事も

2年目となり、順調だった。

 

 

5月に入ると、アナベルは、

 

「これからは、もっと、仕事を出すようになるから、頑張ってね!」と

 

 

激励の言葉をよくかけてくれるようになった。

 

 

会社の方針として、売り上げ3倍計画、

出店3倍計画を掲げているらしい。


そして、何ひとつ、普段と変わりを見せずにいたのに

6月に入った2日目だったと思う。

 

 

アナベルを見かけなかった。

 

 

お休みかな?と、思ってその日は、帰ったが

翌日、仕事を届けたときも、見かけなかった。

 

 

そこで、仕事を届けたアトリエ主任に聞いてみた。

 

 

ここの仕事は、もらうのは、アナベルからなのだが、

届けるのは、アトリエの主任に直接持っていく

 

そして、サンプルをUPする上の注意事項など、伝えてくるのだ。

 


アトリエ主任から、びっくりするような答えが返ってきた。

 

 

「先月末で退職したよ。」

 

 

「ええええええ!!ぜんぜん知らなかった。」

 

 

「君だけじゃないよ。誰も知らされてなかった。」

 

 

そして、これからの請求書とかは、

このアトリエ主任から、アトリエ、企画室主任に

昇格した彼に渡すことになったらしい。

 

 

そして、仕事の依頼は、

以前、アナベル一人で請け負っていた分野を

細分化して、ボトム関係、カットソー、布帛のトップス、

JK&コート兼ワンピースと

4人の担当に分かれることになった。

 

 

このことを聞いた帰り道、バスの中で

アナベルとの突然のお別れも悲しかったけど

同時に、不安にも、襲われた。

フランス社会は、上が変われば、仕事の出し方も変わる。

 

 

今までどうりに仕事がもらえるか、すごく、不安になった。

MEGUの展示会費用やら、MEGUの経営を回していくには、

この大口のフリーランスの仕事あってのことだった。

 

 

もう、Casaboの手付金は、払ってある。

残りは、展示会の1か月前までに払えばいいけど・・

 

 

しかし、そんな心配は、必要なかった事が、

数日後にわかった。

 

 

4人の担当の中で、一番の型数を抱える

スカート、パンツ担当のSさんが、

私の引くラインを気に入ってくれていたみたいで

 

以前より、仕事が舞い込むことになったのだ。

 

 

人生とは、一瞬、問題が起きたように見えても

その次の瞬間には、どうなっているかわからないものである。

 

 

それでも、大好きだったアナベルから、わかれの挨拶もなしで

立ち去られたのは、少し悲しかった。

 

後で、仲良くなったSさんが、教えてくれたには、

 

本当の事実は、わからないのだけど

すごくできる人の退職だったから、

混乱を避けるために会社のトップから、

退職のことを口止めされていたらしいとのこと。

 

 

きっと、挨拶なしでやめていくアナベルは、

もっと、寂しかっただろうな・・

 


つづく。。


*このカテゴリーのブログは物語り形式になっています。今までのお話を読みたい方は、こちらへ

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平野 恵美(megu)

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