netshopオープンへの道 VOL28 −ブティック撤退へ−



2003年8月、オープンしてからのたった5ヶ月で
ブティック撤退を決めた。
前にも書いたけど、その年は、イラク攻撃が始まり、
夏のセールでは、ギャラリーラファイエットやら、プランタンなのが、
いきなり70%OFFでセールを始めた年だった。


また、この間のヘッドハンターとの面談でも、
「2002年に始めたの?
2002年、2003年って1番、大変だった年だよ。。」

過去を振り返って、
ヘッドハンターが言うぐらいなのだから、
どれくらいフランスのマーケットが悲惨だったかわかる。

私は、オープンしてからは、
一週間に1度は、ブティックに顔を出し、
店長とお話をしていたけど、
彼女がいうには、こんな人が来ない、
買わないのは、初めての経験と言っていた。


セールの時にがんがんとすごい勢いで売れていったけど、
それでも、半年で清算すると、赤字になる。
この5ヶ月でかなりのロスをだした。
後、半年、様子をみても結果は、変わらない気がした。
なにより、前代見門のセール70%OFFが、
市場の悪さを物語っている気がして、
これ以上の損害を出さない前に撤退を決意させた。


原因の一つは、人々が先行き不安の為、財布を固くしめている。
もう一つは、やっぱり、周りが安い服のショップが多いので、
MEGUの服が高く感じられてしまう。

やっぱり、ここは、いい勉強をしたと思って、
失ったお金をきっぱり、あきらめ撤退することにした。
ブティック出展が早すぎたとも言える。
店舗の責任者にも、ブランドを始めてから
1年足らずでブティックを持つなんて、
かなり手早く成功しているのねと、驚かれた。


でも、ここで私の経験不足から、会社に損害をだすことになった。
そして、次にブティックを出すときは、
立地条件もしっかり検討しようと思った。


6月末に書留で7月末での撤退を申し入れ、
うけいられたのだけど、
ブティック側が8月中旬まで、
無賃貸で商品をあつかってくれた。
少しでも、在庫を処分してくれようとする配慮だった。



8月のお盆すぎ、
研修生たち2人と、撤退作業にいった。
伝表にしるしをしながら、ハンガーからはずし、商品をたたんでいく。
ものすごく、さびしかった。
このまま続けられたら。。と、
根拠のない希望を持ってしまいたかったけど、
現実は、自分の希望とは、別に
分析をきちんとしなくては、いけない。


そして、あの時、撤退を決意した判断は、間違ってなかったことを、
経験を経た今では、確信できる。


こういうことは、決断を下すときは、
本当に正しいか、正しくないかは、わからないのだけど、
結局、後々になってわかることなんだなあ。。


すべてのことは、勉強なのかもしれない。。


つづく。。

*このカテゴリーのブログは物語り形式になっています。今までのお話を読みたい方は、こちらへ


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平野 恵美(megu)

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