netshopオープンへの道 VOL19  −リバティーとの出会いとカタリーナとのお別れ−



2002年の秋、カタリーナとプルミエールヴィジョンに行った。

私達の問題は、生地を売ってくれる会社が少ないこと。


まず、気に入った生地を展示会場でみつけたら、
スタンドの入り口で、
最低何メーターから売ってくれるか聞く。


スペイン、フランス、イタリアの会社は、大抵

「1色、300m、1000m」という答えが返ってくる。


気が遠くなるほど、スタンドの入り口で聞いては、
ノックアウトを受け、
次のスタンドへと渡り歩く。

ふと、イギリスの生地が展示されている小さな会場があった。
私は、VIVIENNの仕事をしていたので、英国の生地のファンだ。

カタリーナもぐるりとしてから、同じことを言った。

「私ってクラシックな人間かもしれない。ここの生地だけで企画ができるわ」

と、上質なものが好きなカタリーナ。


数社、マークをつけスタンドを回ることにした。
リバティー、だめもとで行く。

そしたら、最低、1色につき1反で、
トータルで150mから、取引してくれるということ。
ハリスツイード、ムアーブルークなど、
回って大抵の会社が1反から2反で売ってくれるでは、ないですか。

後で、MEGUに営業に来てくれたムアーブルーク
(ここの会社は、親会社ともめて、閉めちゃったんです。
すごくいい生地を扱っていたのに残念)
の営業の方から、聞いた話なんですけど。。。。。

「僕達は、ビジネスだけのことを考えずに、
若いクリエーターやデザイナーにチャンスをあげたいのさ」

と言ってました。素敵な考え方に感動しました。



私達は、リスクをとった。MEGUの品質を上げることにした。

10月の末、2回目のMEGUの展示会をみた人からの紹介で、
あるフォワッソニエから電話があった。

アトリエには、2種類あって、
工場の様にチェーンで流れ作業で縫ってくところと、
もう一つは、このフォワッソニエと呼ばれる、
1点づつ仕立てていくところ。

MEGUと仕事がしたいらしい。
2002年1月のユーロ導入から、
経済状態がよくなかった、そのときのフランス。
こういうときは、私達のような小さな会社は、有利だ。
向うから、営業にやってきてくれる。


せっかくいい生地を使うのだから、仕立てもよくしたい。
アトリエに見学に行って、仕立てたものを見せてもらった。

”美しい”の1言。
カフスなども、ミシン落としでなく手まつりがされている。


ためしに、サンプルを数点お願いすることにした。



そんな矢先、カタリーナが妊娠した。
彼女は、考えたすえ、ノルウエーに帰ることに決めた。


ものすごい不安が私をおそった。


でも、ここでやめるわけには、いかない。

1人ぼっちになった。

でも、やってみよう。


つづく・・

*このカテゴリーのブログは物語り形式になっています。今までのお話を読みたい方は、こちらへ


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平野 恵美(megu)

皆様の期待にこたえられるよう、かわいい商品を企画、提供していきたいと思います。
また、ブログではヨーロッパのもろもろについて書いていきたいと思います。
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