netshopオープンへの道 VOL16 −再び動物園へ−



2002年6月1日、
出かけ先から帰ってくると、留守電が入っていた。
動物園の社長からだった。


話があるから、会社に電話してほしいということだった。


社長自らの電話?

いつもは、私を採ってくれたアトリエのチーフから電話がある。


しばらくすると、電話がなった。
私を採ってくれた人だ。
彼女が言うには、会社は、ずっと私の代わりの探していたが、
良い人が見つからなかったらしい。
おまけに、私を採ってくれた人は
ドクターストップがかかって産休に入ることになって、
会社は、展示会準備のためにすぐ人が必要らしい。


ドクターストップについて説明すると、
フランスは、医者が仕事をとめた場合、
セキュリティー・ソシィアルという
働いている人が払う義務保険の事務所が
3日目以降の給料を払う。
(ごめんなさい、パーセンテイジについては、よくわからないです。)
そして、フランスは、よくドクターストップがかかる。


すぐ、もどりたかった。
というのは、展示会でオーダーがついたものの、
まだまだMEGUでは、食べていけない状態だった。

ただ、私にも意地がある。


私は、彼女に言った。

「前と同じ条件で戻る気は、ない。」


彼女は、大体、他の人がいくらもらっているか教えてくれ、
私が彼女より、貰うことになってもいいと言った。


考えた。
確かに、経験や実力は、私のほうが上だ。
だけど、最低決定は、彼女がする。
だから私には、責任を負うことが彼女ほどない。

彼女をこしては、いけないと思った。
それに、社長には、私と彼女の実力の差は、わからない。
なぜなら、社長は、販売出身で企画のことは、よくわからないからだ。


社長に電話して、私を採ってくれた人に言ったように、
前と同じ条件では、働けない旨を伝えた。

いくらほしいか聞かれて、金額を言った。


すんなりOKが出た。



信じられない。フランスという国は、交渉の国だ。


私の金額は、たった交渉1つで前の2倍近くになった。



そうして、私は、再び動物園に戻ることになったのである。




つづく・・


*このカテゴリーのブログは物語り形式になっています。今までのお話を読みたい方は、こちらへ


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平野 恵美(megu)

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