netshopオープンへの道 VOL15 −Megu limited設立へ−



初めての展示会でオーダーがついてしまった。
それは、嬉しい悲鳴であった。

しかし、考えなくては、いけないこと、
決断しなければいけないことがどっと、押し寄せてきた。


まず、Meguのステータスをどうするか?


私は、フランスでフリーランスの仕事をしてるので、
その活動の為の登録ナンバーは、既に持っている。
いわば、その登録ナンバーでMeguの活動をすることができる。


ただ、その登録ナンバーは、
フリーランスと言えば、かっこいいのだけど、
日本で言えば、
青色申告の自営業だ。
フリーランスの仕事のほうは、それで問題ないのだが、
Meguは、製造、卸し業である。
個人で責任が負えるものでは、ない。
会社組織にしたほうがいいのでは、ないのだろうか?
それに、会社組織にするのと、
フリーランスの延長線上で仕事をするのでは、
自分にとっても、取り組み方が違ってくるのでは、ないかと考えた。


問題は、当時わたしの滞在許可証は、1年ごとの更新であった。
5年間、更新してほぼ、永久カードといいって言い
”10年カード”を要求することができる。
ただ、要求することができるだけで、もらえるとは、限らない。
5年でもらえる人も居れば、最長10年かかる人もいる。

そして、その10年カードを持っていないと
法人は、創れないのである。
そう、私の場合は、代理のフランス人、
もしくは10年カードを持ってる人を
社長として立てなくては、いけない。


自分の会社なのに、自分が代表になれない?


私には、納得のいかないことだった。


そこで、例の”たった15万の彼”に相談することにした。
イギリスという国は、イギリスにアドレスがなくても、会社が創れるらしい。
そして、税金の仕組みがフランスとは、違う。
彼いわく、「フランスで会社を創ることは、
会社を成長させるのに難しいよ」
との、アドバイスだった。


私は、彼が言おうとしていることがよく理解できた。
日本のアパレルで働いていたとき、
新しいブランドを黒字にさせるまでに3年かかると言われていた。
その点、フランスは、本当に税金その他、
払わなくては、いけないものが多すぎる。
フリーランスでも、受け取ったお金の半分以上は国に持っていかれる。

会社となれば?

を、想像してみた。

会社が安定するまでは、税金で持っていかれる部分を
プレスや展示会場など、他のことに投資したい。
それに、私は、フランス人は、好きだけど、
ビジネスは、イギリス人との方がスムーズにいくような気がした。


イギリス法人の会社の設立を決めたときの最もな難問は、
ビジネス口座を開くことだった。
当時は、2001年の9月11日のアメリカのテロ事件の影響で、
個人でも、イギリスに口座を作るのが難しかった。
そして、イギリスは、会社が簡単に作れることも手伝って
架空の会社をつくって、
銀行から、お金を持ち出す詐欺も多かった。
銀行側は、外国人を警戒していた。


そして、イギリスの法律で、limitedの法人を興すには、
最低2人の名義と会社専属の会計士を立てなければいけなかった。


2人?自分と。。。。。
もう1人はカタリーナにお願いした。
会計士は、”たった15万の彼”が紹介してくれた。

いや、ほとんどの手続きは、彼がやってくれたのである。


会社を設立するのは、2万円ほど
登録料を払えばできてしまうのだけど、
会社が、問題が起きたときに吹き飛ばされないよう、
弁護士を通した。
もちろん、たった15万の彼の顧問弁護士で、値段も半額にしてくれた。
(私も早く顧問弁護士が持てるようになりたい!)

私は、イギリス人のそういうところが好きである。
人間をみて、その状況を見て、配慮してくれる。
可能性をくれる。


そして、残りは、口座開設のために、イギリスに渡った。
会計士の人がセッションを立ててくれて、
5人ほどのミーティングだった。
(後から、そのセッションを立てるだけに
10万の請求書が会計士から届いたけど。。。。。)


確率的には、50:50だった。
でも、私は、なんとなくできる気がしていた。


そして、口座が許可された。
それも、世界でも名をはす銀行、HSBCに。。。。。


とっても、嬉しく、人生が充実してる気がした。


後から、聞いたら口座開設は、かなり不可能に近かったらしい。

でも、私は、きちんとスーツを着、きちんと振る舞い、
そして、自分の過去の実績にも自信があった。
それが、銀行側に伝わったのだと思う。

 


*このカテゴリーのブログは物語り形式になっています。今までのお話を読みたい方は、こちらへ


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平野 恵美(megu)

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