netshopオープンへの道 VOL12−もう一つの”MEGU”誕生の理由−



あの日、学校を出て2年目の
簡単なスカートのパターンしか引けない
フランス人の男の子が
私より給料を貰ってることを知った。

ショックだった。
もちろん、わたしは、フリーランスで
私が請求書を書き、
税金からすべて私が納める。
彼は、半日契約の社員。
彼が交渉したのだ。
私は、私を取ってくれた女の人から、
その会社の相場を聞いていたので、それに従った。
まあ、言葉が話せないので、
ハンディキャップを背負ってるのだから
しょうがないと思った。

だけど、だけど、
言葉のハンディキャップを除いても、
成果は、私の方が数倍、出していた。
ショックだったのは、
”彼が私よりたくさん貰っている” と、
いう事実より、ばれなければ、
私を安く使おうとする社長のモラルだった。
そこの社長は女社長で、
販売員だったところ、優秀だったので
彼女が31,2歳のとき、引退した前社長夫婦から
会社を譲り受けたのだった。
その当時から、働いている人たちは、嫉みも手伝って、
彼女のことを”運がいい”の1言で終わらせていたが、
私は、貰った会社をそこまで、大きくさせた彼女を尊敬していた。
女が経営をしていくのは、大変な事がわかっていたので、
彼女の強さやたくましさが好きだった。
おまけに彼女は、いつも笑顔だった。


家に帰っても、悔しさがこみ上げていた。
それに自分のプライドがその事実を許せなかった。

電話をとって、若い頃からビジネスをしている知り合いにかけた。
彼は、イギリスにいたが、友達と車でパリまで帰るから
深夜になるけどその足で寄ると言い、午前1時頃、現れた。


フランスという国は、芸術家を応援する国で、
3回目の展示会まで費用の60%を
国なのか、協会なのかわからないが、負担をしてくれる。
実は、その時、計算まちがいをしていたのだが、
1番最低の面積で借りれば、
15万程度で展示会場のスタンドが借りられた。
(実際には、35万ほどかかった)

彼にそのことを告げると、彼は、1言こう言ったのだ。

「めぐみぃ、たった15万で、できるんだよ。
万が一結果がだめでも、15万の損失ですむんだよ。
だったら、どうして、やってみないの?」

ものすごい、新鮮な意見だった。

「たった15万」

その発想は、彼がビジネスの世界で生きてきたからである。
一般人にとったら、15万は、大金だ。
別に物を買うわけでなく、
後になって、形が残るものでない。



私は、よく思う。
漠然と頭の中に芽生えたこと、
それをだんだん形にしてみたくなって、
そのことを考える時間が増えだすと、
まわりにそういうノウハウを知った人が現れる。


不思議な話なのだけど、
私がオンラインショップを始めたいと思っていた頃、
ロンドンのスターバックスで
私の前に並んでいたアメリカ系黒人の人とお茶をした。(2006年3月のこと)
私は、別にいつも知らない人とお茶をするわけでなく、
たまたま、その日は、一緒に行った友人と別行動をしていて、
おまけに雑誌も本ももってなくて、
1人に退屈してたので、
彼の申し出を受けて、一緒にお茶をしたのだった。
そしたら、彼は、オンラインショップ経営4年目で、
T−シャツなどを売って成功していた。
この偶然にびっくりして、その始めたいという思いは、確信に変わった。



そうして、わたしは、開催するオーガニゼーションをさがし始めた。


つづく・・

 

 

*このカテゴリーのブログは物語り形式になっています。今までのお話を読みたい方は、こちらへ


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平野 恵美(megu)

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